小学生が縄文土器を発見!?【駒形遺跡】
2012年12月13日
神戸縄文土器クラブです。
先日ご紹介した、阿玉台式Ⅳ式土器はもう少しで完成です。
また、焼きあがりの様子などは後日ご報告いたします!
今日は長野県茅野市(ちのし)で小学生が発掘した土器がきっかけで、縄文式住居跡が見つかったというニュースが飛び込んできました。
駒形遺跡から縄文住居跡 小学生の発掘がきっかけ

茅野市米沢の国史跡「駒形遺跡」北側で、地元小学生の見つけた土器がきっかけとなり縄文時代後期前半(約3700年前)の住居跡が見つかった。一帯の縄文集落の範囲や成立過程を知る上で貴重といい、市教育委員会は「子どもたちの協力のおかげ」と感謝している。
土器を発見したのは、駒形遺跡に近い米沢小の6年生たち。「地域の歴史」をテーマに総合的な学習に取り組んでおり、9月28日に全2学級の45人が市教委の発掘調査を手伝った。ほぼ一日、約700平方メートルの調査区域内を移植ごてで丁寧に掘り、縄文土器のかけらを50点ほど見つけた。
このうち3点が1カ所に集中していたため、市教委発掘担当の小池岳史さん(45)は「この下に何かあるかもしれない」と推測。翌日そこを20センチほど掘ると、煮炊きに使った炉の跡とみられる多数の石が出た。2メートルほど北側で敷石も見つかり、全体が住居跡と分かった。
7月に始まった発掘調査では、児童たちが手伝う前に3軒分の住居跡が見つかったが、いずれも縄文中期前半(約5千~4500年前)のものだった。9月末の発見により、縄文後期前半になると集落は風を避けられるくぼ地に集中していった―という見方が補強されたという。
小池さんは今回の結果や児童の活躍ぶりを、12月1日午前11時から開く現地説明会で話す予定。米沢小6年1組担任の浜智野(ともの)教諭(41)は「みんな喜んでおり、学習の励みになる」と話していた。
(信濃毎日新聞)
縄文土器の出土が多い信州地方ならではのニュースですね。
【駒形遺跡】(長野県茅野市)

霧ヶ峰南麗に広がる扇状地に立地する、旧石器時代から縄文時代の遺跡です。
付近には「大清水」、古代の交通路も制定され、大正時代から黒曜石の石鍬が大量に採集できる遺跡として地元の人々にも親しまれてきました。
縄文時代の石器製作や交易の状況を探る上で重要な遺跡として平成10年に国史跡に指定されました。県道建設に先立つ発掘調査では縄文時代前期(約7000年前)の竪穴式住居址37軒と膨大な量の黒曜石が発見されました。遺跡は記録として保存され、出土品は尖石考古館に展示・保存されています。
先日ご紹介した、阿玉台式Ⅳ式土器はもう少しで完成です。
また、焼きあがりの様子などは後日ご報告いたします!
今日は長野県茅野市(ちのし)で小学生が発掘した土器がきっかけで、縄文式住居跡が見つかったというニュースが飛び込んできました。
駒形遺跡から縄文住居跡 小学生の発掘がきっかけ

茅野市米沢の国史跡「駒形遺跡」北側で、地元小学生の見つけた土器がきっかけとなり縄文時代後期前半(約3700年前)の住居跡が見つかった。一帯の縄文集落の範囲や成立過程を知る上で貴重といい、市教育委員会は「子どもたちの協力のおかげ」と感謝している。
土器を発見したのは、駒形遺跡に近い米沢小の6年生たち。「地域の歴史」をテーマに総合的な学習に取り組んでおり、9月28日に全2学級の45人が市教委の発掘調査を手伝った。ほぼ一日、約700平方メートルの調査区域内を移植ごてで丁寧に掘り、縄文土器のかけらを50点ほど見つけた。
このうち3点が1カ所に集中していたため、市教委発掘担当の小池岳史さん(45)は「この下に何かあるかもしれない」と推測。翌日そこを20センチほど掘ると、煮炊きに使った炉の跡とみられる多数の石が出た。2メートルほど北側で敷石も見つかり、全体が住居跡と分かった。
7月に始まった発掘調査では、児童たちが手伝う前に3軒分の住居跡が見つかったが、いずれも縄文中期前半(約5千~4500年前)のものだった。9月末の発見により、縄文後期前半になると集落は風を避けられるくぼ地に集中していった―という見方が補強されたという。
小池さんは今回の結果や児童の活躍ぶりを、12月1日午前11時から開く現地説明会で話す予定。米沢小6年1組担任の浜智野(ともの)教諭(41)は「みんな喜んでおり、学習の励みになる」と話していた。
(信濃毎日新聞)
縄文土器の出土が多い信州地方ならではのニュースですね。
【駒形遺跡】(長野県茅野市)

霧ヶ峰南麗に広がる扇状地に立地する、旧石器時代から縄文時代の遺跡です。
付近には「大清水」、古代の交通路も制定され、大正時代から黒曜石の石鍬が大量に採集できる遺跡として地元の人々にも親しまれてきました。
縄文時代の石器製作や交易の状況を探る上で重要な遺跡として平成10年に国史跡に指定されました。県道建設に先立つ発掘調査では縄文時代前期(約7000年前)の竪穴式住居址37軒と膨大な量の黒曜石が発見されました。遺跡は記録として保存され、出土品は尖石考古館に展示・保存されています。
Posted by 神戸縄文土器クラブ at 20:45│Comments(0)
│お知らせ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。