第65回正倉院展から

2013年11月08日

神戸縄文土器クラブです。
今日は同じ考古学つながりで”いま”開催中の「正倉院展」の興味深い記事を発見したので
ご紹介します。

【投壺ってどう遊ぶの?】
(読売新聞)
第65回正倉院展から
奈良市の奈良国立博物館で開催中の「第65回正倉院展」に出展されている古代の遊戯具「投壺(とうこ)」に来場者の関心が集まっている。
 奈良時代の貴族らがこの壺(つぼ)に矢を投げ入れて興じたとされるが、今は韓国の伝統の遊びとして残る程度で、日本ではなじみが薄い。「ダーツみたいな感覚?」「どのように点数を競ったの」。想像をかき立てる宝物だ。

 「投壺」は銅製で高さ31センチ。表面に貴人や獅子、鳥などの文様も刻まれている優美な工芸品だ。同時に出展された「投壺矢」(約75センチ)とはセットで、2人が交互に矢を投げ、入った数を競ったと伝わる。

 壺本体の穴だけでなく、首の部分にも矢を入れたとみられる円筒形の耳が二つあるのが特徴で、岐阜県可児市の小学5年、高橋美葉さん(11)は「ダーツみたいで狙うのは難しそうだけど、やってみると楽しそう。昔の人は何度も競争して遊んでいたのかな」と興味津々の様子。奈良県橿原市の地方公務員、竹本啓哉さん(28)は「どのぐらい離れて投げたのか、どのように点数を付けたのか。当時の人の熱中ぶりに想像が膨らみます」と話していた。
第65回正倉院展から
当時、鳥羽法皇が正倉院宝物を上覧された際、この壺の用途が分からなかった一行のなかで藤原通憲(のちの信西)はこれが投壺であると言い、中に小豆が入っているはずだと述べた。すると投壺を逆さにしたら小豆が2、3粒こぼれ落ち人々が信西の博識を讃えたというエピソードが有るそうです。

次回からまた制作のご報告を再開します。


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Posted by 神戸縄文土器クラブ at 20:45│Comments(0)イベント
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