縄文人のグルメ感② 調味料

2012年06月20日

神戸縄文土器クラブです。

先日の製塩土器のお話に引き続き、縄文時代に使われていたとされる調味料についていくつかお話します。
縄文時代から日本には醤(ひしお)と言うものがあり、それが現代の味噌と醤油の祖先ルーツとして日本の味覚を伝える元になっています。人々は食物を塩に漬けて保存するうち、発酵・熟成して旨みを持つことを体験的に知りました。それが醤の起源といわれています。
縄文人のグルメ感② 調味料
(ひしお)」とは食材を塩漬けににして発酵させたもので、魚や肉、野菜・穀類などの食材に用いられ、それぞれ魚醤、草醤、穀醤などとして味付けをしていたそうで、中国などではこの字一文字で「醤(ジャン)」と発音し、豆板醤やテンメンジャンなど現代でも中華調味料として名残があり、その名前が付いています。

今流行りの塩麹などのルーツでもあり、このことから味噌や醤油の原点であると言えます。

先週に続き、調味料について書きましたが縄文人はかなりグルメだったことが分かります。狩猟民族から農耕民族へと移り変わる時代背景にはこういった調味料の充実も有るのかも知れません。

調べていくとますます面白い縄文時代。これからも色々と調べてブログをアップします。



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Posted by 神戸縄文土器クラブ at 20:05│Comments(0)縄文時代 の人と土器
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