縄文人の住居と生活

2012年04月11日

 縄文人の住居と言えば竪穴式が有名ですが800箇所1000の住居跡の調査結果では、地面を50センチ程掘り下げ平らにして柱を4~6本立て屋根をふく、広さは平均的に6畳~8畳ぐらいで中央には石や土器片で作った炉があり4~6人が生活できるスペースです。

 また住居の柱の使用材料は栗の木が多く用いられている、屋根は茅葺き通気性が良い、樹皮ぶき、土ぶきは保温性が良い、温暖と寒冷が繰り返されているので住み分けたと思います。炉端では肉や魚を焼いてまた土器を作って木の実や貝を煮て食べていた。最近のお話で千葉市の加曽利博物館で縄文時代の住居を復元平成23年3月に完成して4月から公開するそうです。

【加曾利貝塚博物館】での住居復元の様子
縄文人の住居と生活(工事前)

縄文人の住居と生活(棟上げ完了)

縄文人の住居と生活(下地が上まで組みあがり、壁もつくり始めました)

縄文人の住居と生活(遂に完成)
製作期間は約3カ月ほどのようです。

 このほか縄文人の人口調査のお話が載っていましたが、本当にと思います?1万年前~2300年前で縄文時代早期2万人、縄文時代前期10万6千人、縄文時代中期26万人、縄文時代後期16万人、縄文時代晩期7万5千人と言って居ます。大変な時代ですが皆で助け合って暮らして居たようです。


※写真は千葉県加曾利貝塚博物館から引用


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Posted by 神戸縄文土器クラブ at 11:46│Comments(0)縄文時代 の人と土器
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